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大学生のマインドマップ的ブログ

大学受験の浪人制度について

教師

私の高校は、全国でも屈指の進学校で、友達は皆優秀な人ばかりでした。

高校の先生たちは、生徒たちにレベルの高い大学に行って欲しいという思いから、私たちに東大や医学部をはじめとする難関大学を志望するように指導していました。

ですので、先生たちは私たちが現役で大学に行くことよりも、浪人してでも有名大学に進学することを重視しているようでした。

そして、先生の言葉を信じ、最後まで自分の実力以上の大学を目指した結果、受験に失敗し浪人していく友達をたくさん見ました。

これは、進学校あるあるだそうです。

私は高校生の時すでに、この指導法に違和感を覚えていましたが、その後大学に進学して、その違和感が確信に変わりました。

この「浪人」という制度は、私たちにとって本当に意味のあるものなのか、ここでは私の考えを述べていきたいと思います。

はじめに

私は現役で大学に進んだので、浪人生活を経験したことはありません。

ですので、ここで語る「浪人」は、私の友達や先輩から聞いた体験がベースになっています。

はじめに言っておくと、私は浪人制度にはどちらというと反対です。

浪人をすることに全く意味がないとは思いませんし、浪人したことによって得られるメリットも重々承知しています。

しかし、様々なことを考慮した結果、安易に浪人はしないほうがいいという結論に達しました。

それでは一般的に言われている浪人のメリットとデメリットのそれぞれについて考察していきます。

浪人のメリットについて

1. 再チャレンジできる

合格点までわずかに足りず、あと一歩のところで不合格になってしまったというケースは案外多いと思います。

そういった受験生の中で、どうしても行きたい大学がある、ここの大学でしか私がやりたい研究はできない、物理的にこの大学に行かないといけない(医者になるためには医学部に行かなければならない)、などの明確な目的がある人たちにとっては多少なりとも意味のある制度だと思います。

しかし、そうでない人、すなわち明確な目的を持っていない人たちにとって、浪人は無駄でしょう。

なぜ浪人してまでその大学を目指す必要があるのか、1段階レベルの下がった大学ではなぜダメなのか私にはよくわかりません。

ここでは進学校の受験生を前提としているので、彼らの能力を持ってすれば、ある程度の大学に受かる力はあるはずだし、大学に入って頑張るではなぜダメなのでしょうか

2. 学歴を勝ち取れる

浪人をする理由の1つとして、学歴を求める人は多いと思います。

現役ではレベルの高い大学に合格することができなかったので、このままでは将来就職するときにかなり不利になってしまうといった考えがあったり、純粋に学歴コンプレックスがあったり、様々な状況が考えられます。

就職活動においてですが、大学のランクがあまり高くないからといって不利になることは、ほぼないです。

あったとしても多少です。本質はあまり変わりません。

その「多少」のために、1年間浪人する意味はあるのでしょうか?

就活では、どのようなことを考えながら学生生活を送ってきたか、どのようなことを成し遂げてきたか、これからどのようなことをしたいか、といったことを主に聞かれると思います。

高学歴だったとしても、その部分が明確でなかったり、ただ学歴ばかりを求めて生きてきたような学生は多分落とされます。

学歴だけで評価されるのはもう過去のことです。

私の高校の先輩には、希望していた大学に行けなかった人がいましたが、その悔しさをバネに、大学生活を有意義に過ごし、就職活動にも苦労することなく、大学を卒業していきました。

学歴が、ビジネスの世界で直結することはあまり無いようです。

浪人のデメリットについて

1. 若くて貴重な時間が勿体無い

高校で学ぶ勉強はもちろん大切です。

よく「高校までの勉強なんか大人になったら使わない」みたいなことを言う人がいますが、私はバリバリ使ってますしそれは必要だと思います。

もちろん理系だからというのもあると思いますが、高校までの基礎教養を身につけておくことで、大学に入った時に様々な学問や新しいことにとっつきやすくなるからです。

しかし、その基礎教養をいつまでも勉強することに大きな意味はあるのでしょうか。

基礎はあくまでも基礎で、それだけをいくらやっても発展させることはできないと私は思います。

大学に入るとおそらく高校の時と比べて格段に自由度が広がります。

高校までは皆が皆、部活と受験勉強しかしていなかったと思いますが、大学に入ったら様々な生き方にトライできます。

私の周りの友達も様々なことに挑戦しています。

ダイビング、乗馬、アナウンサースクール、バンド、プログラミング、投資、留学、ロボット制作、研究、インターンなど。

本当に多種多様で、それぞれに個性があって面白いです。

様々なことにチャレンジすることによって、自分の可能性にいち早く気付けたり、自分の好きなことや将来やりたいことを見つけたりできます。

それがどれだけ早く見つけられるかによって、人生の選択肢、すなわち幅も広がるはずです。

浪人して高校の勉強だけにもう1年費やすのは、非常にもったいないなと思います。

例えば、私には大学に入ってからやりたいことが山ほどあったので、大学の最初の1年間は非常に充実していましたし、新しい発見がたくさんありました。

浪人していた友達とのこの1年間の差は本当に大きいなと今でも思っています。

2. 純粋に辛い

受験勉強は誰でも辛いものです。よく考えてみてください。

高校3年生で受験勉強を始めるといっても、大抵は部活を引退する夏頃からのスタートになるので、せいぜい勉強期間は半年です。

しかし、浪人すると確実にプラス1年勉強します。

時間的には、現役で大学に合格した人たちよりも、3倍辛い思いをしなければならないわけです。

もちろん受験は一発勝負なので、希望する大学に確実に受かる保証もありません。

それを考慮すると、浪人の辛さはさらに何倍にもなるでしょう

この辛さに耐えられない人は、浪人しているのに勉強せず、結果的にセンター試験の点数が悲惨なことになります。

例えこの辛さを乗り越えて、希望する大学に進学できたとしても、辛かった分大学でいつまでも遊んでしまう人が多いです。

私は大学1年生の時は遊んでいましたが、大学2年生からは無駄な遊びは辞めました。

そのように考えると、現役生との差はどんどん広がってしまう気がします。

アメリカには浪人制度はあるのか?

話は変わりますが、アメリカには浪人というシステムはありません。

というかそもそも一発勝負の入学試験はありません。予備校みたいなものもあまりありません。

大学に入学できるかどうかは、高校の成績や共通試験の成績、課外活動の実績などを総合的に考慮して決められます。

例え全ての大学に落ちても、無試験で入れるコミュニティカレッジ(2年制)というものがあります。

そこで頑張って高いGPAをキープすることができれば、3年次に4年制の州立大学に編入することも可能です。

日本からアメリカの大学に留学する人はこのコミュニティカレッジを利用して、大学進学を目指すパターンが多いです。学費も州立大学に比べて格段に安いので。

日本にもこういったシステムがあれば、浪人しなくても済むのなあといつも思っています。

最後に

今回は「浪人」について私が昔から思っていたことを記事にしました。賛否両論はあると思いますが、1意見として参考にして頂ければと思います。